【TED】ティム・バーナーズ=リー|The next web

ティム・バーナーズ=リー|The next web https://embed-ssl.ted.com/talks/tim_berners_lee_on_the_next_web.html

Webは最初理解されなかった。つくったらはじめて認められた。 まさに、Action with Prototypeだ。

重要な価値のあるものを生み出しているのに、 それにアクセスするのに、新しく身につけないといけない技術や 構築すべき環境があったりする。 そういうまどろっこしいものを解決しようと、 つまり、みんなで使えるデータフォーマットをつくろうとした。 それがWorld Wide Web

そして、Web上に多くのドキュメントが載っかるようになり、 今のWebが出来上がった。 次は、ドキュメントじゃなくて、データを載っけて欲しい。

Open Document System by Webから、 Open Data System by Webへ。

ドキュメントと、データの違いとはなにか。 『ドキュメント』は、内容を読めるし、リンクを辿ることもできる。が、それだけ。 『データ』は、面白みのない茶色い土のようなものだが(なぜならデータはそのまま使うことは出来ない)、 でも実は、誰かがそのデータを元に何かを生み出すことによって、 データは私たちの生活に大きな影響を与えるものになる。

データを誰もが自由に使えるような環境をつくるために 新しく始めるのが、『Linked Data』。 Linked Dataには3つのルールがある。

  1. "http:"で始まるHTTPプロトコルを使うこと
  2. データにだれでもアクセスできるようにすること、オープンにすること
  3. 公開されているデータに、関連されるあらゆるデータを紐付けること

データとは、関連である。 データに関連の窓が残されていることで、ユーザーは そのデータについて、更に知ることができる。必要な情報を得ることができる。

あらゆるデータが、Web上にLinked Open Dataになったら、 どうなるだろう? ”実態”を表すデータに誰もがアクセスできるようになり、 誰もが利用できるようになれば、あらゆる人の活動がより クリティカルになり、よりクリエイティブになっていく。 なぜなら、これまで得られなかったデータを得ることで、人々は自分の 思うことをさらに確証をもって訴えられるし、 いままでできなかった「告発」も可能になるからだ。

政府は、データを抱え込む傾向が強い。 しかし、人々が欲しているのは見栄えのいいドキュメント(Webサイト)なじゃない。 まだ手のついていない「生のデータ(Raw Data)」なんです。

データがOpen Linkedになれば、 はじめは予想もしていなかった方向のデータも見つかるようになる。 領域を超えたデータを見つけることができるということです。