【政策ネタ】スパコンの仕分けについて。この間の秋の事業レビューのこと

先日、秋の事業レビューという取組みが政府内であったことについて書きました。 その後も関わることがあったので、そのなかで自分にとってログのつもりと、まとめのつもりでひとつ記事を書いてみます。

 

今回、話題にしたいのはスパコン事業について。

 

秋の事業レビューは、そもそも2009年に政府が事業仕分け行政刷新会議(→wikipedia)という試みを始めたことにルーツがあります。 その後、政権が変わったので微妙に変わった部分や、中心になっている閣僚が変わっているのでまったく同じではないですが、似た趣向を持っていると思ってください。

 

じゃあ、なぜスパコン事業を話題にしたのか。

 

実は、「2位じゃ駄目なんですか?」発言で覚えている人も多いと思いますが、スパコン事業事業仕分けで一度、「予算計上見送りに近い縮減」を言い渡されました。 しかし、その後政府は判定を見直し、2010年度予算に227億円の予算を与えられることになりました。(→ソース)

 

そしてもう一度、今年の秋のレビューでスパコン事業が検討の対象になったのです。 一度、ほぼ廃止の判定を受けた事業が、6年後、改めて検討対象になる。スパコンの開発を政府が積極的に予算を投じて支援するべきかどうかは、みなさんが判断してください。

 

ただ、その際の実際の模様を見た方がいいと思うので、ここにYouTubeの動画を貼っておきます。 1:37:02の長い映像なので、興味のある人だけ見てみてください(笑)

 

[youtube https://www.youtube.com/watch?v=_I9iHCevMNU&w=560&h=315]

 

今後、自分がスパコンに関わることや、そのことで見つけた記事や情報があったら、このブログでログしていきますので、 もしご関心がありましたら、チェックください。

 

とりあえず、今回はスパコン関連のことを調べ始めたので、ログとまとめのために、記事を書き起こしてみました。

 

あ、最後に。 ここまで記事を読んでくれた方には、スパコンを使うとどういうことができるのか気になった人がわずかにでもいると思ったので、こちらの動画をあわせて紹介いたします。

 

[youtube https://www.youtube.com/watch?v=tBdFv28EEq0&w=560&h=315]

 

ひとつのテクノロジーとして、スパコンはこれから人の生活に役立つはずです。実際に気象予報などに実用化されています。 ただし、そのためにつくらないといけないのは、プレミアムなコンピューターなのでしょうか。

 

どんな高性能なパソコンも、そのパソコンで使えるアプリが乏しかったり、そのパソコンのためのアプリが開発しずらいと、そもそも使われないですよね? そのためには、アプリを開発してくれるプログラマーを育てないと。プログラマーが育っていける、生きていける場所がないと。

 

お金を投じるべきは、プレミアム・コンピューターの開発費なのでしょうか。 それとも、エンジニアの育成事業なのでしょうか。